にこっと落花生

「だれが」

にこっと落花生として
落花生の栽培をしている吉積です。
大学卒業後、一度就職をしましたが
地元で仕事がしたいと思い、農業を始めました。

ナスやオクラ、
福岡伝統野菜のかつを菜の栽培を行う中、
生の落花生というものに出会います。
炒ったピーナッツしか知らなかった自分に
衝撃が走りました。
茹でて食べることでのホクホクした食感、
やみつきになる甘みに
一瞬で虜になりました。

そして1番驚いたのが
落花生は他の野菜と違って、
旬を過ぎたら
近隣のスーパーではなかなか出会えないこと。
知り合いのおばあちゃんは
この辺ではなかなか買えないのよと
言っていました。
こんなに甘くて癖になる落花生。
旬の季節にみんなが待ちわびている。
魅力いっぱいの落花生を
私が栽培したいと使命感に燃えました。

わが子が生まれてから
食育にも興味が出てきた私は
落花生の安全性が気になるようになってきました。
ほとんどの落花生は衛生管理や農薬が
どうなっているのだろうと思っても
調べようがありません。

「だれが」「どこで」「どのように」
この3つを開示することで
誰でも安心して食べてほしい。

これが落花生を栽培する私が大切にしている概念です。

「どこで」

福岡市西区今宿にある
叶岳のふもとに畑はあります。
今宿は自然や貴重な歴史資源も残る地域でありながら
福岡の中心部である天神まで電車で
約20分と利便性も注目されている地域です。

生活に必要なものが揃い、住宅地も多くありますが
田んぼや畑も多く、稲作を中心に
ほうれん草や小松菜、ぶどう、畜産など
農業も盛んです。
これらは近くにある山々が磨いた
清らかな水が支えています。
また、山々に囲まれた場所でありながら
開けた平野になっているので
野菜たちは太陽の日差しを
たくさん浴びることができています。

豊かな自然と人の活気がバランスよく混ざり合った場所で
清らかな水と降りそそぐ日差しで
落花生は元気に育っています。

「どのように」

大人から子供まで
幅広い層に安心して
食べてもらうため
農薬や除草剤を使わない安全な方法で
栽培しています。
土は堆肥など自然由来のものを多く使用し
化学肥料の量を減らす取り組みも
行っています。
また、叶岳が磨いた水を
たっぷり与えることで
夏場の暑い時期も
青々と元気の良い葉をつけ
実が大きく、風味の良い
落花生に仕上げています。